Story
あらすじ
ここは東京。ビルが沢山ある都心から少しだけ離れた住宅街。
そこには小さな駄菓子屋さん「ぽっぽ屋」があり、個性豊かな兄弟たちが住んでいます。
この話はそんな兄弟たちが繰り広げる、春夏秋冬の物語。
春のお話:友だちの作り方
新学期になり、小学5年生になった双子のつぐみとつばめ。
仲が良かった友達ともまた同じクラスになり喜んでいる中、新しい転校生がやって来る。
転校生に興味津々なクラスメイト達だが、当の本人は素っ気ない態度を取り続け、次第に独りぼっちになってしまい……。
夏のお話:僕のヒーロー
夏休みになり、寮生活を送っている次男の鴻が家に帰ってきた。
普段と変わらず、明るく振舞っている鴻だったが、どこか違和感がある事に気付く雲雀。
鴻にそれを問うが、逆に怒らせてしまう。
秋のお話:巣立ちの歌
若者世代に大人気の覆面バンド・インビジブル。そのバンドで鳰はボーカルとして歌っていた。
そんな彼らにメジャーデビューの話が舞い込み、折角のチャンスだからとその話に乗りたい鳰は花鶏・千鳥に話をする。
だが、千鳥に反対され、次第にケンカになってしまい……。
冬のお話:帰る家があるということ
仕事で海外を飛び回っている兄弟たちの父親・鴫が帰ってきた。
家族が揃う数少ない日という事で、いつも以上に賑やかな鳩羽家。
その晩酌中、鴫は花鶏に「お前の本当の母ちゃんが見つかった」と伝える。